友灯製作(3年生)
8月6日(水)、吉野中学校の3年生が友灯製作を行いました。
小中一貫教育の9年間の集大成として、「ふるさと吉野を愛し、郷土愛を育む」ことをねらいに、生徒たちは6月から事前学習をスタートさせました。友灯オリエンテーション、デザイン講習会、けがきといった時間を使い、オリジナルのデザインをじっくりと練っていきました。
今年度は、6年ぶりに奈良南高校で製作させていただき、充実した設備の中、生徒たちは木を切る、削る、穴を開けるといった様々な作業に挑戦しました。「どうすれば考えたデザインに近づけられるか」と考え込んだり、「なぜうまくいかないのだろう」と悩んだりする様子も見られました。そんな時は、友達やスタッフの方々に相談しながら、一つひとつ課題を解決しようと努めていました。「難しい作業でしたが、木をきれいに切り抜くことができました」と話す生徒や、デザインの仕組みについて熱心に説明してくれる生徒もいました。
友灯製作の魅力は、思い通りにいくことも、うまくいかないことも経験し、試行錯誤しながら取り組める点にあります。そして、最後まで粘り強く諦めずにやり遂げ、完成した時には格別の達成感があります。
吉野の伝統工芸である和紙を使った友灯は、電気を灯すと、とても温かい光で周囲を照らしてくれます。地元の方々に材料を提供していただいたり、作業をサポートしていただいたりと、多くの方々に支えられていることに感謝の気持ちを持ち、ふるさと吉野を誇りに思ってほしいです。